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「第十二回狸寄席2017夏」<夜の部>を楽しんできました [寄席]

土曜日(7月15)ですが、「第十二回狸寄席2017夏」<夜の部>を、今回は奥さん行かないという事で、私ひとりで楽しんできました。(#^^#)


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狸寄席から開催案内のハガキが届くと、特に夏の狸寄席は出掛けたくなるのです。なんたって飲食OKの寄席ですから暑い夏の日はビールを飲みながら寄席を楽しむなんて最高の娯楽です。
奥さんは娘夫婦と花火を見に出かけました。花火と寄席を天秤にかけて花火が勝ったって事ですね。(^_-)-☆


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狸小路商店街のマスコット「だっこポン」ですが、普段は衣装着てないのですが、狸寄席夏の開催時期は、狸まつりが開催中なので「はっぴ」を着てます。


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本陣狸大明神社(ほんじんたぬきだいみょうじんじゃ)


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狸寄席の開催場所は、本陣狸大明神社の隣にある、さっぽろ狸ぽんぽこ座(札幌市中央区南2西5・狸小路5丁目 札幌プラザ2・5)です。まずは、1階でチケットを買うのですが・・・


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近くに寄ると、あれ?1階のチケット売り場が、両替店になってる?思わず横目で見ながら前を素通りしてしまいました。


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すると「チケットは2階で販売してます」と案内する係の方の声が聞こえてきました。元々常設のチケット売り場じゃなかったのでしょうが、ここ狸小路も外国人観光客が多いですから、両替店になるのも時代の流れって事ですね。


【昼の部(小狸寄席)】13:00開演 料金/1,000円(前売・当日とも) 出演/素人寄席
【夜の部(狸寄席)】17:00開演 料金/2,500円(前売) 3,000円(当日) 出演/春風亭朝之助、柳家三之助、三遊亭遊雀
※昼・夜通し券もあります(3,000円)


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過去にもブログで狸寄席説明してますが、ここは札幌東宝プラザという映画館だった場所で、現存する札幌最古の映画館でしたが、平成23(2011)年8月31日映画館としての86年の歴史に幕を下ろしました。現在は、貸ホール「札幌プラザ2・5」(2階)、ライブハウス「メッセホール」(地下1階)となっているようです。


ここステージに舞台袖が無いので、出演者は前方の観客席横から出てきて、草履(靴)を脱いで舞台へ上がる階段を登ってステージに登場します。


冒頭にも書きましたが、狸寄席では、場内の飲食(含むアルコール)が可能でロビー販売されてます。ちゃんとビールのつまみに珍味を途中で買ってきて・・・


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この日は暑かったのでビールが美味しい!最初の一杯は一瞬で飲み終わってしまった。面倒なのでおかわりはビールを2杯買ってきました。(^_-)-☆


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三遊亭遊雀師匠が「ここはビールにワインに日本酒、飲食自由で宴会気分になり。すると眠たくなるんです。金払ってウトウト眠ってたら寄席が終わってたって最高です」師匠の言葉に納得です。


◆◆本日の演目◆◆


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春風亭朝之助『つぼ算』

柳家三之助『片棒』

中入り

三遊亭遊雀『紺屋高見』


今回の狸寄席夏は、シンプルに落語三席でした。


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◆◆演目(落語)のあらすじ◆◆


つぼ算(つぼざん)


二荷入りの水がめを買いに行く男は、かみさんにいわれて、買い物上手な兄貴分「トメ」に買い物に付き合ってくれと頼みやってくる。そんな頼みを快く引き受けたトメは「買い物は俺に任せろ、お前は店に入っても一言も口を開くな」といわれる。


早速、二人は瀬戸物屋に入るが、トメが買おうとしているのは、半分の一荷入りの水がめだった。そんな一荷入りの水がめは三円五十銭だったのだが、端数を切って三円に値引けと、トメと番頭のかけ引きが始まり、値切って三円になった一荷入りの水がめを二人で担いで店を出ると、トメは町内を一周してまた瀬戸物屋に戻るという。


瀬戸物屋に戻ったトメは「実は買ったばかりの水がめだが、欲しかったのは二荷入りの水がめだったと、こいつが言い出して戻ってきた、二荷入りの水がめが欲しい」と番頭に伝える。


番頭に二荷入りの水がめの値段を聞くと「一荷入りが三円五十銭ですから、二荷入りは倍の大きさなので、一荷の丁度倍の七円・・・あれ?」、「さっきは一荷入りが三円だったから二荷入りは倍の大きさなので、一荷の丁度倍の六円・・・」、結局一円の開きが出てしまったのだが?


それじゃ二荷入りを六円で買うから、このいらなくなった一荷入りを元値の三円で下取りしてくれる事になり、トメは「さっきの一荷入りを下取って三円、最初に渡した三円を足して六円だね」と、二人は二荷入りを持って店を出ようとすると・・・


番頭は「何か商売したのに商売をした気がしないので待ってくれと」、「一荷入りを下取って三円、最初に渡した三円を足して六円」、問題ないだろうと店を出ようとすると、番頭は「いや待ってくれ」、そんな事を繰り返すが、ソロバンを使ってもスッキリしない。


そして分けが分からなくなった番頭が最後に一言・・・「一荷入りも持って行ってください」、「二つもいらないよ」、そこで番頭は「お金も返すから」


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片棒(かたぼう)


ケチな人の登場する小話がいくつか語られた。


一年中ごはんだけでおかずを買わないケチな家、向かいには鰻屋がありウナギを焼くニオイでご飯を食べていた。そんなある日に鰻屋がやってきて。ウナギの嗅ぎ代一円八十銭です。


実は他の小話も本編のあらすじも、ブログを書くのに思い出してみるが思い出せない。ウトウトしてたのだけは確かです。(#^.^#)


唯一、記憶にあるのは、最後のオチで、何かを担ぐようで担ぎ手を雇うとお金がかかるから、おとっつあんが担いでやる。とケチらしいオチですが、さすがにオチだけじゃあらすじになりませんね・・・w( ̄o ̄)w オオー!


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紺屋高見(こうやたかお)


これ人情物の話で、この手の話はあらすじをまとめるの長文になり大変なんです。ここはドーンと省略して書いてみると・・・


まじめ一途に働いてた好青年が、友達付き合い吉原に行き、「花魁道中」を初めて目にして、高尾太夫の美しさに心を奪われ結婚したいと、高尾を座敷に呼ぶのには金が必要だと親方に教えられ、三年間一心不乱に働いて・・・最後は、高尾と一緒になれてハッピーエンドって感じです。(^_-)-☆


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◆春風亭朝之助さんについて◆

春風亭朝之助(しゅうんぷうていちょうのすけ)、1984年3月11日生まれ、静岡県静岡市。
2009年、春風亭一朝に入門
2009年11月、前座名「一力」を名乗る
2014年06月、二つ目昇進。「朝之助」と改名


◆柳家三之助さんについて◆
柳家三之助(やなぎやさんのすけ)、 1973年5月1日生まれ、千葉県銚子市。
1995年09月、十代目柳家小三治に入門 
1996年05月、前座名「小ざる」を名乗る
1999年11月、二ツ目昇進。「三之助」と改名
2010年03月、真打昇進


◆三遊亭遊雀さんについて◆
三遊亭遊雀(さんゆうていゆうじゃく)、昭和40年1月28日生まれ、千葉県船橋市。
1988年02月、柳家権太楼に入門。前座名「さん太」を名乗る
1991年10月、二ツ目昇進。「三太楼」と改名
2001年09月、真打昇進
2006年10月、三遊亭小遊三一門となる。「三遊亭遊雀」


◆狸寄席の会について◆

「狸小路に常設演芸場をつくる会」の通称で「狸寄席の会」ですが、人口200万人の大きなまちである札幌から常設の演芸場や寄席の灯が消えてから長い月日が経ち、生で気軽に落語などの演芸を鑑賞できる機会は減少しています。そこで「狸寄席の会」は。遠くない将来に、賑わいのある「狸小路」に常設の演芸場をつくり、和と笑いの文化を醸成することで、札幌のまちづくりに貢献したいと。そんな感じの会だそうです。



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